珍しく"吐き出し系"。(後編)
2003年1月6日下の(前編)から読んでネ。
■
07・2日後、とにかく打ち合わせをしましょう、と
いう事になり。出入り業者が全員結集する
機会が設けられ。
ワタシの顔をちゃんと立てて穏便に済ませて
くれるかしらと心配になり、ちょいと早めに
打ち合わせの席へ。
するとそこには 某"あ"氏と、同じく出入り
業者の"い"君が既に到着。
ワタシが到着するやいなや、某"あ"氏、
『やっと会えたね、まずはハグしよう。』
と両手を広げて立ち上がる。
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!
と心の中では声を限りに叫ぶものの、まんま
行動に移せるほどの正直者ではないので、
暫しフリーズした後に「いやあのそのえっと
ちょっと電話」と一回席を外し。
そういえば、失踪人の姿がない。
あ、"失踪人"なら当たり前、だ。
この場合は"元失踪人"というのが正しいか。
とにかく見当たらない。
電話に託けて飛び出てきたのをいいことに、
元失踪人に電話。"ちょっと遅れてますけど
じきに到着"とのことだったんで、そのまま
待ってみる。
お、穏便に済ませてくれるように元失踪人と
某"あ"氏の接点には目を光らせていよう、と
ビビりつつも心にメモ。
08・取り敢えず何事もなく済んだ打ち合わせ。
しかし【ハグの恐怖】に取り憑かれちまった
アタクシの心の平和は遠い。
翌日。
自分の心に負けて、クライアントチームと
某"あ"氏との打ち合わせをブッちぎる。
クライアント氏にはそれとなく事情を話して
あったもののブッチは良くない。
それに、その日どうしてもクライアントの
ボス氏と話さねばならないことがあったんで
クライアント氏に泣き言の電話をしてみる。
"じゃ、近くで待ってて。何とかしてみる。"
という心強いお言葉。
ひょろひょろとお茶を飲みながら待ってると
クライアント氏から電話。
"ボスと話して、近くのファミレスでご飯って
ことにしたんだけど、ごめーん、某"あ"氏
振り切りそこなったぁ。"
ぎゃー。
............でも無理は云えないっす。
しどろもどろで打ち合わせ。
ゴメンね、ボス氏。
09・更に翌日。
【ハグの恐怖】からまるで逃れられないので
某"あ"氏には極力近寄らないようにお仕事。
これよりチッとでも積極的に接するならば、
ワタシの精神が壊れますヨ。絶対。
多少ギクシャクするのもやむを得ず。
不眠も限界。
納期も近いというのに。
お仕事に差し支えるぐらい不眠。
うぅぅぅ............。
元失踪人がシレッとしてんのも気に入らず。
しかし不眠の中で思い至る。
元失踪人は、ワタシのこの"苦労"を知る術は
ないデスヨ。知りようがない。
ならしょぉがねぇなぁ。
10・数日後。
クライアント氏から不穏な噂。
"なんか、某"あ"氏"がさ、元失踪人の件、
『打ち上げの席では一言物申す』みたいな
事を云ってるらしいんだよね。"
失踪しちゃってもなおクライアントの信頼を
失わない元失踪人に対する嫉妬なのか。
ヘンな人を紹介しちゃったお詫びとして、
打ち上げの席が無事故で終了するべく極力
頑張る事をお約束。
11・若干の火花が散りつつも、何とかかんとか
無事にお仕事終了。
で、打ち上げの席。
約束だし、元失踪人を護衛するべく、という
より某"あ"氏が何かをしようとしてもすぐに
割って入れるように、元失踪人に目と手が
届くポジションを確保。
頭の中は、いろんなシチュエーションで
某"あ"氏が元失踪人に難クセを付けようと
するのを「ここでは止めて下さいぃっ」と
押し止めるシミュレーションで一杯一杯。
もともと大丈夫だったのかワタシの護衛が
功を奏したのか不明だが、とにかく何事も
なく、お酒を飲んだ気もしないまま、無事に
打ち上げ終了。
......無事でナニヨリ。
某"あ"氏にももう会うことはないだろう。
安心と脱力。だっふぅ。
12・後日。クライアント氏とお話し。
"なんかね、某"あ"氏、ウチの若い子達に
ハサミや元失踪人やうちのボスの、陰口なら
まだ目を瞑るんだが、明け透けな誹謗中傷を
いろいろ吹き込んでってくれたんだよ。
ほーんとに困った人だ。やれやれ。"
相手にせず避けてたら今度はコレかい。
妙ちきりんな人を紹介しちゃって、本当に、
ほんとに、ほんっとにゴメンナサイっ!
"や、それは気にしないでもらって本当に
いいんだよ。っていうか、ボス的には
ともかく、私的には某"あ"氏はウチには
今後一切出入り禁止だから。"
いやぁ......。何ともはや。
何とも後味の悪いお仕事でした。むっふぅ。
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07・2日後、とにかく打ち合わせをしましょう、と
いう事になり。出入り業者が全員結集する
機会が設けられ。
ワタシの顔をちゃんと立てて穏便に済ませて
くれるかしらと心配になり、ちょいと早めに
打ち合わせの席へ。
するとそこには 某"あ"氏と、同じく出入り
業者の"い"君が既に到着。
ワタシが到着するやいなや、某"あ"氏、
『やっと会えたね、まずはハグしよう。』
と両手を広げて立ち上がる。
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!
と心の中では声を限りに叫ぶものの、まんま
行動に移せるほどの正直者ではないので、
暫しフリーズした後に「いやあのそのえっと
ちょっと電話」と一回席を外し。
そういえば、失踪人の姿がない。
あ、"失踪人"なら当たり前、だ。
この場合は"元失踪人"というのが正しいか。
とにかく見当たらない。
電話に託けて飛び出てきたのをいいことに、
元失踪人に電話。"ちょっと遅れてますけど
じきに到着"とのことだったんで、そのまま
待ってみる。
お、穏便に済ませてくれるように元失踪人と
某"あ"氏の接点には目を光らせていよう、と
ビビりつつも心にメモ。
08・取り敢えず何事もなく済んだ打ち合わせ。
しかし【ハグの恐怖】に取り憑かれちまった
アタクシの心の平和は遠い。
翌日。
自分の心に負けて、クライアントチームと
某"あ"氏との打ち合わせをブッちぎる。
クライアント氏にはそれとなく事情を話して
あったもののブッチは良くない。
それに、その日どうしてもクライアントの
ボス氏と話さねばならないことがあったんで
クライアント氏に泣き言の電話をしてみる。
"じゃ、近くで待ってて。何とかしてみる。"
という心強いお言葉。
ひょろひょろとお茶を飲みながら待ってると
クライアント氏から電話。
"ボスと話して、近くのファミレスでご飯って
ことにしたんだけど、ごめーん、某"あ"氏
振り切りそこなったぁ。"
ぎゃー。
............でも無理は云えないっす。
しどろもどろで打ち合わせ。
ゴメンね、ボス氏。
09・更に翌日。
【ハグの恐怖】からまるで逃れられないので
某"あ"氏には極力近寄らないようにお仕事。
これよりチッとでも積極的に接するならば、
ワタシの精神が壊れますヨ。絶対。
多少ギクシャクするのもやむを得ず。
不眠も限界。
納期も近いというのに。
お仕事に差し支えるぐらい不眠。
うぅぅぅ............。
元失踪人がシレッとしてんのも気に入らず。
しかし不眠の中で思い至る。
元失踪人は、ワタシのこの"苦労"を知る術は
ないデスヨ。知りようがない。
ならしょぉがねぇなぁ。
10・数日後。
クライアント氏から不穏な噂。
"なんか、某"あ"氏"がさ、元失踪人の件、
『打ち上げの席では一言物申す』みたいな
事を云ってるらしいんだよね。"
失踪しちゃってもなおクライアントの信頼を
失わない元失踪人に対する嫉妬なのか。
ヘンな人を紹介しちゃったお詫びとして、
打ち上げの席が無事故で終了するべく極力
頑張る事をお約束。
11・若干の火花が散りつつも、何とかかんとか
無事にお仕事終了。
で、打ち上げの席。
約束だし、元失踪人を護衛するべく、という
より某"あ"氏が何かをしようとしてもすぐに
割って入れるように、元失踪人に目と手が
届くポジションを確保。
頭の中は、いろんなシチュエーションで
某"あ"氏が元失踪人に難クセを付けようと
するのを「ここでは止めて下さいぃっ」と
押し止めるシミュレーションで一杯一杯。
もともと大丈夫だったのかワタシの護衛が
功を奏したのか不明だが、とにかく何事も
なく、お酒を飲んだ気もしないまま、無事に
打ち上げ終了。
......無事でナニヨリ。
某"あ"氏にももう会うことはないだろう。
安心と脱力。だっふぅ。
12・後日。クライアント氏とお話し。
"なんかね、某"あ"氏、ウチの若い子達に
ハサミや元失踪人やうちのボスの、陰口なら
まだ目を瞑るんだが、明け透けな誹謗中傷を
いろいろ吹き込んでってくれたんだよ。
ほーんとに困った人だ。やれやれ。"
相手にせず避けてたら今度はコレかい。
妙ちきりんな人を紹介しちゃって、本当に、
ほんとに、ほんっとにゴメンナサイっ!
"や、それは気にしないでもらって本当に
いいんだよ。っていうか、ボス的には
ともかく、私的には某"あ"氏はウチには
今後一切出入り禁止だから。"
いやぁ......。何ともはや。
何とも後味の悪いお仕事でした。むっふぅ。
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