珍しく"吐き出し系"。(前編)
2003年1月5日括弧内(『』「」)は、言い回しはかなり正確、
でも抜粋だったりします。
01・昨年、秋も深まりし頃。
初冬が納期のお仕事の人員が揃わない、と
懇意にしてるクライアント氏が泣いてたので
仕事っぷりはよく知らないけど電話番号だけ
知っていた、同業界異業種の某"あ"氏に、
お仕事の依頼の電話をする。
「いやぁゴブサタしてます。それでですね、
ちと差し迫ってるんですがこんな感じで
クライアントはこんなとこなんすけども
すんませんお願いシマス。あ、アタクシの
メイルアドレスっすか、はいはい、お教え
しまっすよ、えぇ元気でやってマスヨ。
打ち合わせ兼ねて一杯っすか。いっすよ。
クライアントも連れて行きますヨ。」
02・こんな会話をした後に、メイル到来。
『仕事の依頼よりもハサミちゃんから電話が
あったことがビックリです! 仕事は最近
断り気味だったんだけど、ハサミちゃんの
直電話は断る理由なんかありません!
高円寺あたりで一杯どうでしょう?』
何をこんなに盛り上がってるんだこの人は。
03・数日後に電話がかかってくる。
『明日はどう? 空けてあるんだけど。』
えぇぇぇぇと......。
「そしたらクライアント氏の予定を訊いて
みまっすよ。それから折り返しマス♪」
クライアント氏の予定を問い合わせると、
22時なら到着可能、とのこと。
その件と、その日治療した犬歯の詰め物が
神経に当たって大変に痛く、翌日の飲酒に
かなり差し支えそうだという旨を電話じゃ
面倒なのでメイルで連絡。
04・すると、メイルの返信。
『クライアント氏なんかは(クライアント氏
ゴメンなさい)どーでもイイんです。間際で
いいので、飲んでもいいかなーと思ったら
電話下さい。』
どうでもいい、て。いぃぃぃぃぃっ。
結局この日は歯痛が今ひとつ治まらないのと
それ以前に何だかイヤな予感が漂ってたので
ブッちぎり。
05・歯痛を理由にブッチしてから2週間。
その間に数回、携帯電話にかかってきてた
某"あ"氏からの電話は忙しくて取れなかった
ものの、別に留守電に伝言も残ってないので
折り返さないままでおり。
06・そんな最中。出入り業者の一人、お仕事が
微妙に未完のまま失踪。
クライアント氏と、失踪人には困りましたナ
ちょっとそろそろタイムリミットですなぁ、
と夜中に電話でお話し。
そんな電話を切ってしばし一息ついた時、
携帯電話に某"あ"氏からの着信。
おぉっと非常事態とは云えなかなか非常識な
時間だぞ今は。あぁぁしかしこれはきっと
クライアント氏から「さっきまでハサミと
話してたんだが」と聞き及んでの電話だな、
じゃぁブッチもできまい、と悟って諦めて
電話に出ると。
『いやぁ、参ったね、どうするよ。』
失踪人の話題であった。
が。
アタクシに『どうするよ。』と問われても
困りますヨ。アタシャ一体どういう答えを
期待されてるんだ。えーとえーと。
「や、あの、こんな事態になっちゃって
紹介した立場として本当に申し訳ないの
ですが、えー、その、ここはこう云うと
ナンですけどアタクシの顔を立てて頂き
穏便に済ませていただけるとソノえぇ
大変にアノ助かるのですがっ。」
アタクシの心のメモに"失踪人・焼き肉1回"と
書き付ける。
すると 某"あ"氏。
『いやぁ、そういうことじゃなくってさ。』
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
じゃぁどうすりゃいいんだよオイラ。
えぇい仕方ない、"焼き肉1回"カウントしたし
もういっちょ。
「ほんとに、ほんっとにゴメンナサイっ!
こんなハズじゃなかったっていうかこんな
事態は誰も想定してなかったし、失踪人は
ワタシの旧知の人間なんだがこんなコトは
今まで一度もなかったし。」
ホントはそんなに旧知じゃないんだけれども
モノは云いよう。"焼き肉1回"だし。
『......ハサミちゃんがそこまで云うんだったら
うん、じゃぁ、そういうことでいいよ。』
やったっ! 説得成功! ......なのか?
っていうかなんでよくわかんないうちに
謝ったり説得したりしてるんだよアタシは。
『もしかしてさ、今日僕と話したことで、
心が痛くなったりしてる?』
はい。
と包み隠さず告げられるほどの正直者では
ないので、穏便に。
「いえ、大丈夫っすよ。」
てんこ盛りの疲労感と共に電話を切る。
ってかさ、ナンだよその『心が痛くなったり
してる?』ってのはさ。きーっきーっ。
するとひょっこり、失踪人から着信。
仕事のしすぎでひっくりがえってたそうな。
「いやぁ魔性の女に絡め取られてるかと
思いましたヨ」などと安堵感から不謹慎な
軽口を叩いたりしつつ何はともあれ一安心。
残る心配は 某"あ"氏の取り扱い。
納期まで1週間。
この日から不眠症。
(次に続くぅ。)
でも抜粋だったりします。
01・昨年、秋も深まりし頃。
初冬が納期のお仕事の人員が揃わない、と
懇意にしてるクライアント氏が泣いてたので
仕事っぷりはよく知らないけど電話番号だけ
知っていた、同業界異業種の某"あ"氏に、
お仕事の依頼の電話をする。
「いやぁゴブサタしてます。それでですね、
ちと差し迫ってるんですがこんな感じで
クライアントはこんなとこなんすけども
すんませんお願いシマス。あ、アタクシの
メイルアドレスっすか、はいはい、お教え
しまっすよ、えぇ元気でやってマスヨ。
打ち合わせ兼ねて一杯っすか。いっすよ。
クライアントも連れて行きますヨ。」
02・こんな会話をした後に、メイル到来。
『仕事の依頼よりもハサミちゃんから電話が
あったことがビックリです! 仕事は最近
断り気味だったんだけど、ハサミちゃんの
直電話は断る理由なんかありません!
高円寺あたりで一杯どうでしょう?』
何をこんなに盛り上がってるんだこの人は。
03・数日後に電話がかかってくる。
『明日はどう? 空けてあるんだけど。』
えぇぇぇぇと......。
「そしたらクライアント氏の予定を訊いて
みまっすよ。それから折り返しマス♪」
クライアント氏の予定を問い合わせると、
22時なら到着可能、とのこと。
その件と、その日治療した犬歯の詰め物が
神経に当たって大変に痛く、翌日の飲酒に
かなり差し支えそうだという旨を電話じゃ
面倒なのでメイルで連絡。
04・すると、メイルの返信。
『クライアント氏なんかは(クライアント氏
ゴメンなさい)どーでもイイんです。間際で
いいので、飲んでもいいかなーと思ったら
電話下さい。』
どうでもいい、て。いぃぃぃぃぃっ。
結局この日は歯痛が今ひとつ治まらないのと
それ以前に何だかイヤな予感が漂ってたので
ブッちぎり。
05・歯痛を理由にブッチしてから2週間。
その間に数回、携帯電話にかかってきてた
某"あ"氏からの電話は忙しくて取れなかった
ものの、別に留守電に伝言も残ってないので
折り返さないままでおり。
06・そんな最中。出入り業者の一人、お仕事が
微妙に未完のまま失踪。
クライアント氏と、失踪人には困りましたナ
ちょっとそろそろタイムリミットですなぁ、
と夜中に電話でお話し。
そんな電話を切ってしばし一息ついた時、
携帯電話に某"あ"氏からの着信。
おぉっと非常事態とは云えなかなか非常識な
時間だぞ今は。あぁぁしかしこれはきっと
クライアント氏から「さっきまでハサミと
話してたんだが」と聞き及んでの電話だな、
じゃぁブッチもできまい、と悟って諦めて
電話に出ると。
『いやぁ、参ったね、どうするよ。』
失踪人の話題であった。
が。
アタクシに『どうするよ。』と問われても
困りますヨ。アタシャ一体どういう答えを
期待されてるんだ。えーとえーと。
「や、あの、こんな事態になっちゃって
紹介した立場として本当に申し訳ないの
ですが、えー、その、ここはこう云うと
ナンですけどアタクシの顔を立てて頂き
穏便に済ませていただけるとソノえぇ
大変にアノ助かるのですがっ。」
アタクシの心のメモに"失踪人・焼き肉1回"と
書き付ける。
すると 某"あ"氏。
『いやぁ、そういうことじゃなくってさ。』
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
じゃぁどうすりゃいいんだよオイラ。
えぇい仕方ない、"焼き肉1回"カウントしたし
もういっちょ。
「ほんとに、ほんっとにゴメンナサイっ!
こんなハズじゃなかったっていうかこんな
事態は誰も想定してなかったし、失踪人は
ワタシの旧知の人間なんだがこんなコトは
今まで一度もなかったし。」
ホントはそんなに旧知じゃないんだけれども
モノは云いよう。"焼き肉1回"だし。
『......ハサミちゃんがそこまで云うんだったら
うん、じゃぁ、そういうことでいいよ。』
やったっ! 説得成功! ......なのか?
っていうかなんでよくわかんないうちに
謝ったり説得したりしてるんだよアタシは。
『もしかしてさ、今日僕と話したことで、
心が痛くなったりしてる?』
はい。
と包み隠さず告げられるほどの正直者では
ないので、穏便に。
「いえ、大丈夫っすよ。」
てんこ盛りの疲労感と共に電話を切る。
ってかさ、ナンだよその『心が痛くなったり
してる?』ってのはさ。きーっきーっ。
するとひょっこり、失踪人から着信。
仕事のしすぎでひっくりがえってたそうな。
「いやぁ魔性の女に絡め取られてるかと
思いましたヨ」などと安堵感から不謹慎な
軽口を叩いたりしつつ何はともあれ一安心。
残る心配は 某"あ"氏の取り扱い。
納期まで1週間。
この日から不眠症。
(次に続くぅ。)
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