ひさびさにお出かけ。

お出かけお出かけ♪　わーい♪

そんなうきうき気分じゃなかったんすけどね。
何となく書いてミマシタ。
　
　
　
チョイとお仕事の所用があったもんで、ついに
起き出してお出かけシマシタ。

途中、乗換駅にて血糖値が下がりすぎてどうか
なりそうになってもうたので、極めて自主的に
ご飯休憩を取ることに。
真っ先に目に付いた喫茶店(のようなモノ)にダイブ。

あ、ホントにダイブはしませんでしたけど。
言葉のアヤってか比喩、比喩。
　
　
　
やっこらせと窓際の席に座ってふと顔を上げると、
奥の方の席に、白い帽子を目深にかぶり、同じく
白いダッフルコートを着込んだ大変きれいな
お顔をした男の子が一人、座っており。

何故かコチラをじぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃと凝視。
　
　
　
............................................................。
　
　
　
他人様の名前を覚えるのが苦手な上に、最近は
顔の覚えまでが悪くなり、大変にバツの悪い思いを
シバシバしているアタクシ、すわ知り合いか、と
瞬時に身構えてみたものの。
もし仮にかつて過去にこういうきれいなお顔を
見たことがあるならば、きっと恐らく覚えている
コトデショウ、という理由で(比較的)自信を
持って『知らないヒト』と確信。

しかし彼。
ワタクシに留まらず、昼時も近い時間帯、徐々に
増えてくお客の顔を、お客が入って来るその都度
じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃとご覧になる。

..................ま、謎は深まるばかりなんだが、
アタクシはアタクシの血糖値のことで一杯一杯。
なのでバイトのオネイチャンが運んできてくれた
スパゲティにかぶりつき。
　
　
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
　
　
血糖値もグイと持ち上がり、やれ一安心。
と、再びワタクシ顔を上げた、まさにその時。

件の彼、お手洗いに向かって歩いてマス。

180cmはあろうかという、見事な身の丈。

ほぉぉ......、と何の気ナシに足下に目をやると。
ダッフルコートの下からのぞく、くるぶしまでの
グレーのプリーツスカート。
　
　
　
　
　
あ......！　ひょっとして、今日が『デビュー』？
　
　
　
　
　
全く知らない(ハズの)彼だけど、ココロの中で
「ビクビクせんでも大丈夫だから、その調子で
どんどこ並の婦女子よりキレイキレイになって
オクレヨ。」と密かに声援。

タチの悪いオヤヂに絡まれたりしないコトだけは
強く強くお祈り。