大阪にて。

2001年9月18日
出張で行ってるもんで楽しいお話なぞは、まるで
ありゃしないんですけど、いっこだけ。

たらふく飲んだ後に、日本橋の近くの屋台の
うどん屋サンに数名で参りマシタ。
そうすると、年の頃はお姉さんとおばさんの
中間よりはお姉さんに近いぐらいの方が、一人で
いらっしゃいまして。

一通り注文して待っていると、どこからともなく
そのお姉さんの父上ぐらいの年の頃のオヤジが
湧いて出てきて、ワタクシたち一行の中の、
一番の飲み助の顔を一瞬、一目、ホントに一目、
見るやいなや、

「あんな、おかしなる酒があるんや」

とガサゴソと何かを捜しております。

それを聞いたお姉さん、「やだ父さん、あれ、
臭いで」と露骨にイヤな顔をするんですが、
オヤジは構わず、

「気ぃつけないかん、おかしなるで」

と引き続き何かを捜しており。

すると、出てきた。
見るからに、アヤしい。
ピンクっぽいラベルに漢字ばかりで何事かが
書いてあるんだが、さっぱり解らない。

「これな、ほんまおかしなるで」

と「おかしなるで」をいろんなバリエーションで
繰り返しながらオヤジ、コップにそのアヤしい
酒をついで、その飲み助氏の前に置くんですが。

***********

..そこのうどんがうまかったとか、一口飲ませて
もらったらそのアヤしい酒は何というか老酒の
渋いところばかりを集めたような味だっただの、
その酒を飲んだ後の飲み助氏の酔っぱらいの
ベクトルが妙ちきりんな方向に進んだだの、
そんなハナシはどぉでもいぃんデス。

とっっっても気になっているのは。


    オヤジ、どうしてそいつが
     ダントツで酒飲みって
      わかったんだよ?


......オヤジの嗅覚、恐るべし。

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